まあ子のブログ

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【秦建国前、刺客が繰り広げる映画】「英雄(HERO)」を見て

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はじめに

前から気になっていた映画「英雄(HERO)」を見た。

2002年頃に放映された张艺谋(zhāng yìmóu)監督の作品。舞台は秦建国前の戦国時代末期、数か国が互いにせめぎ合う中、秦の皇帝(後の始皇帝)が中華統一を目指す。簡単に話すと各国の刺客達が秦の皇帝を狙うという物語。物語りの中心となるのは李连杰(lǐ liánjíe)演じる无名(wúmíng)、梁朝伟(liàng chàowéi)演じる残剑(jiàn),张曼玉(zhāng mànyù)演じる飞雪(fēixǔe)そして章子怡(zhāng zǐyì)の豪華俳優陣。秦王(qínwáng)役のあの方もまさかここに出ているとは!映画で印象的だった点を簡単に上げていきたい。

武術に美を感じる映画

アクションシーンが非常に多いのだが、表現が美しく、戦う場面に美しさを感じた。特殊効果による映像美と小道具等舞台道具の美しさ、また音楽も琴や太鼓といったシンプルな楽器での演奏をしており、なんだか中国の京劇を見ているようなそんな感覚に陥った。アクションシーンも特殊効果は使っているものの、アクション自体にも見ごたえがあった。

意外だったのは「字」がいかに大切なものか

小見出しの通り、作中では「字」がいかに大切なものなのかという表現がいくつかあった。まず1つ目、超では字が定まらず19通りもあり、それを1つに絞るために戦いの中でも字を書き続けていた。皇帝も字は1つにしろということを言っており、天下を統一するために字を統一することも同じくらい重要なのだと思った。言われてみれば暗号文も他者に分からないようにするために作成されるものだ。統一すれば秘密の話であれ読むことができる。また、戦いに向かう無名に対して送った字を見たことで無名が改心するというエピソードがあった。字を見て改心て、そんなことあるか~なんて思ってしまうが、確かに言いたい事を2つや4つの漢字でまとめることができるのは中国語の魅力に一つであるとは思う。

書道という道がある程なので、中国における字の大切さを知ることができる。

最後に

その他映画を見ていて気になった点をいくつか。総じて中華文化の雰囲気を感じ取れる素敵な作品だった。

  • 物語を通して色調が舞台の変化を表していたと思う。黒→赤→青→緑→白といった順番に色を変えていたが、それぞれ何を表現していたのかは振り返ってみても良く分からなかった。評論とか後で見てみようかしら。
  • トニーレオンと無名が戦う場面は本当に九塞溝なのではと思うところがあった。美しくまさに対外的な中国のイメージを表現した空間だった。九塞溝旅行した時の備忘録はこちら。
  • 砂に字を書いて消すというイベントがあったが、あれは紙が非常に高価だったからなのかしら。。